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OEM攻略知識

2019 08.07

化粧品パッケージ(容器)デザイン制作のポイント【商品企画】

化粧品のパッケージ(容器)をデザインする場合、さまざまな素材や形状があるため、その資材の素材や色に合ったデザインや印刷を行う必要があります。

平面の紙への印刷であればあまり気にしないことも、容器になると注意しなければならない点がいくつかありますので、それらを踏まえた上で、デザインを決める必要があります。

 

また商品化が決まったらすぐにデザイン制作会社に依頼したいところですが、デザインの方向性によっても依頼するデザイン制作会社が異なってきますので、下記の点を踏まえて依頼を進めていくといいと思います。

 

 

 

化粧品のパッケージ(容器)のデザインを依頼する前に決めること

 

商品コンセプト

化粧品を企画する上で商品コンセプトは、非常に重要です。

ターゲットや処方(成分)、販売チャネル、価格帯、商品のネーミングやロゴ、デザインの方向性をしっかりと考え、コンセプトを明確にすることで、売れる化粧品デザインが生まれてくるのです。

 

 

ターゲット

想定するターゲットの性別、年齢層、職業、年収、家族構成、趣味、特技、価値観、休日の過ごし方、好きな雑誌、好きなブランド(コスメ・ファッション)等できる限り明確にします。実際にこれらの項目を使用するかは別として、ターゲットがどのような人かを明確にすることで、社内的に意識を共通化させるという意味合いもあります。

また、化粧品なので、肌質・肌トラブルを絞るのも一つです。

 

 

処方(成分)

どのような成分を消費者とのコミュニケーションに使用するか?これを決めることにより訴求の方法や戦略が見えてくると思います。

 

 

販売チャネル

販売するチャネル(販路)によって、デザインのテイスト(方法)も変わってきますので、メインルートをはっきり決める必要があります。販売チャネル(販路)には、下記のようなものがあります。

 

●コンシューマー系(パブリック・パーソナルケア)

ドラッグストア・バラエティーショップ・ホームセンター・コンビニ・物産館等の基本的にセルフ購入店舗で販売する化粧品

 

●通販系

ネットショップ(EC)・カタログ通販への化粧品

 

●百貨店・専門店系(ブティック)

店舗に来客した人へ対面で販売する化粧品

 

●エステ・美容院系

エステや美容室での施術やメイクに使用する商材や顧客へ販売する化粧品

 

●メディカル系

皮膚科や美容外科などの施術に使用する商材や顧客へ販売する化粧品

 

●クローズ系

訪問販売・連鎖販売取引・マルチ商法系等で販売する化粧品

 

 

 

価格帯

化粧品には、いくつかの価格帯があると言われており、統計資料などでは便宜上、低価格帯・中価格帯・高価格帯の3つの価格帯で表すことが多く見られます。

しかし、厳密にいくら~いくらまでがこの価格帯という指標はなく、あくまでも各統計で定義付けを行った価格帯になります。

 

そのため、実際のところ低価格帯でも、特売や格安・激安で販売されている「格安品」や高価格帯でも飛びぬけた「プレステージ品」も多くなってきましたので、『 格安・低価格・中価格・高価格・プレステージ 』の5段階での区分がよいのかもしれません。

 

スキンケアの商品カテゴリーの中で購入数が一番多い、化粧水での価格帯は、

格安:700円未満

低価格:700~1,500円未満

中価格:1,500~4,000円未満

高価格:4,000~7,500円未満

プレステージ:7,500円以上

※それぞれの価格帯に該当するブランドの平均価格帯

※容量の目安150~250ml

 

したがって、これらの区分でどれくらいの価格にするのか大方決めることによって、デザイナーのデザイン制作もスムーズにいくと思います。

 

 

商品のネーミングやロゴ

ネーミングが決まっていないけど、デザインを頼みたいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ネーミングがデザインに影響しますので、決まっていなくとも数案に絞り込んでおく必要はあります。できればネーミングやロゴは、ブランドコンセプトが決まってから作成した方がよいでしょう。

 

 

デザインの方向性

上記の項目を決めたら、より具体的にデザインの方向性を考えていきます。

これに関しては、デザイナーと相談しながら決めてもよいかもしれませんが、下の表のようなプロット表を使うとよりデザインテイスト(要素)をより共有できると思います。

 

容量

容量は、容器の種類や充填物の性状によっても変わってくるので、最初から絶対この容量と決めるのではなく、大方の容量を決めておきましょう。

 

これらを踏まえたうえで、依頼を行います。

 

 

また容器の種類に関しては、この容器がいいと思っても、中に充填する性状や成分等によっての相性があるので、OEMメーカーと相談しながら決めるとよいかと思います。その際、直接容器メーカーから仕入れる方法とOEMメーカーを通じて仕入れる方法があります。

 

※デザイン制作会社(デザイナー)の選び方は、別ページで解説します。

 

 

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