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OEM攻略知識

2020 09.01

化粧品《 パッケージデザイン会社 》 選び方・料金・おすすめの会社

 

イケてるデザイン会社(デザイナー)なら、化粧品のデザインもきっとうまくできるはず!
と思ってしまいますが、それは大きな誤解です。

それは、化粧品のパッケージは薬機法を遵守する必要があるため、薬機法を考慮した上でデザインを行う必要があります。

 

また、印刷方法や容器の素材・容器の予算(デザインされた状態)・生産数量などによっても使用できる色数・デザインの再現性が異なってきますのでこれらも考慮する必要があるのです。

さらに容器の選定からデザイン会社に依頼する際は、中身(バルク)との相性や製造ラインが対応可能かといったことまでもデザイナーは考慮しないといけないのです。

 

そのため容器の選定まで任せるとなると工業デザイナーに近いデザイナーの方が向いているのかもしれません。

そのため、デザイン会社を選ぶ際は、以下のようなポイントがあります。

 

 

デザイン面

・デザイン会社の全体的なデザインテイストが依頼する商品のイメージに合うか
・これまでに化粧品の実績があるのか
・これまでの実績(ポートフォリオ)でクオリティーがある程度統一されているか
・薬機法に関して、最低限の知識はあるのか

 

 

やり取り面

・問い合わせや見積りを依頼した際に、電話やメールでの対応が問題ないか
・日々のやり取り方法は何か。
・担当のデザイナーやディレクターとの相性はいいか
・納期はどれくらいか
・デザインの権利はどうなるのか

 

 

 

費用・提案面

・1回目の提案で、何パターン案を提出してくれるか
・見積り内で、デザインの再提案や修正をどの程度まで行ってくれるか。追加修正費用はどのくらいかかるか。
・見積り費用は適切か、複数社の見積りをとる。

 

 

 

それでは、上記に挙げたポイントをもっと詳しく説明します。

 

↓  ↓  ↓

 

デザイン面

デザイン会社のデザインテイストが依頼する商品のイメージに合うか

実績集・ポートフォリオがそのデザイン会社のHPに掲載されていたり、問い合わせると提出してもらえますので、それを見て今回依頼する商品とデザインテイストに近しいかどうかをすり合わせます。いくら有名だったり、紹介されたからといってもジャズの作曲家にHIP HOPの作曲を頼むようなことは避けましょう。

 

 

これまでに化粧品の実績があるのか

雑貨やグラフィックなど作品の方向性が一致したポートフォリオが多く、その他の選ぶポイントが一致していても、化粧品の実績がないと依頼は慎重に行った方が賢明です。
それは冒頭に述べたように薬機法や容器の特性が関係してくるからです。しかし、依頼者側がデザイン会社をコントロールできるだけの薬機法や容器に対する知識があればさほど問題ありません。

 

 

実績集・ポートフォリオのクオリティーがある程度統一されているか

実績集(ポートフォリオ)の作品レベルにバラツキがある際は、担当したデザイナーによって仕事のレベルの差があり、それをデザイン会社自体が社内でコントロールできていないことが考えられます。(または、予算によって力の入れ方に差がある・・・)
こういった場合、シリーズ展開していくような商品の場合、担当者が辞めた場合に同じクオリティーを保つことが難しくなります。(個人事務所のように代表がデザインする場合は異なります)

 

 

薬機法に関して、最低限の知識はあるのか

決して詳しい必要はありませんが、使ってはいけない表現や文字のサイズなどをある程度知っていないと発売したものの商品回収や訂正ラベルを貼らないといけない。など不測の事態が生じる可能性があります。

 

 

 

やり取り面

問い合わせをした際に、電話やメールでの対応が問題ないか

パッケージに限らず、チラシやカタログ・WEBサイトといったもののディレクションを制作会社と行ったことがある人だと分かりやすいのですが、電話になかなかでない。メールの返信が遅いといったデザインのクオリティーではない、やり取り・コミュニケーションの部分に問題が起こる可能性があります。

 

この原因としては、デザイナーが直接依頼者とやり取りする会社の場合、他の仕事の納期が近くデザイナーが没頭している場合、仕事のきりのいいところまで対応しない(できない・したくない)デザイナーも多くいるのが現状なのです。

 

そのため、それなりの規模のデザイン会社であれば、ディレクターのようなデザイナーを統括する人がいてその人が窓口になるケースもあります。(広告代理店がディレクターの代わりになる場合もあります。)
これらの理由より、レスポンスの速さについては高望みしない方がよく、進行に支障がないレベルで誠実に対応する会社を選ぶとよいです。

 

 

日々のやり取り方法は何か

基本的にデザイナーがクライアントを直接訪問するのは、初回のヒアリングと1回目のデザイン提案時くらいと思っていた方がよく、日々のやり取りは、ビジネスチャット(チャットワーク・ライン等)・メール・電話で行うことが多いと思います。
そのため、依頼の検討段階ですり合わせを行うとよいかと思います。

 

 

担当のデザイナーやディレクターとの相性はいいか

いいポートフォリオをもったデザイナーでも、依頼者の要望がなかなか伝わらず、反映されないといったことを聞くことがあります。これは、デザイナーの自己主張の強さやヒアリング能力の欠如から生じることです。また、人間同士の相性がよくないことで生じる場合もあります。
初対面からそこを見抜くことはなかなか難しいですが、実際にあって話を聞く際にできる限り雑談も挟み、人となりを知ることも重要です。

 

 

納期はどれくらいか

新商品のローンチスケジュールから納期を設定し、その納期に間に合うか確認が必要です。人気のデザイン会社は、先まで予定が詰まっていることもあるので、納期は余裕をもって設定し確認するとよいです。(依頼者側の都合で進行が遅れることも多いので、1~2ヶ月は余裕をもつことをオススメします。)

 

 

デザインの権利はどうなるのか

販売後、改版に伴い若干のデザイン調整を自社で行ってもよいか。他のラインナップに転用してよいかなど後々のトラブルにならないように確認することをおすすめします。
基本的には、同じデザイン会社を通して改版(変更)する方がミスも少なくなりよいかと思います。

 

 

 

費用・提案面

1回目の提案で、何パターン案を提出してくれるか

予算にもよりますが、平均的には3パターン位が多いかと思います。
コンペを行う際は、2パターンなど絞るといいと思います。

 

 

追加修正費用はどのくらいかかるか。

そもそものデザインが依頼した内容から大きく異なり、再提案が当たり前といった場合もありますので非常に難しい問題かと思いますが、このような自体を防ぐために『化粧品パッケージ(容器)デザイン制作のポイント』のページに書いているような事項を明確にして依頼する必要があります。 ⇒ 解説ページはこちら

 

このように依頼することで、そのような事態を回避することもできます。それでもダメな場合は、デザイナーを変更してもらうか、依頼を中断するか。デザイン会社と相談する必要があります。
また修正回数やその際の費用に関しては、事前に概算を聞いておく方が双方のためにもなります。

(既定の回数を超えた再提案の場合、3~5万程度。大きな修正の場合、1~3万程度が目安かと思います)

 

 

見積り費用は適切か、何社か見積りをとる。金額だけでは判断しない。

デザイン料は、言い値の世界だという方もいらっしゃいますが、超有名デザイナー以外は案外良心的な価格だと思っていただいてよいかもしれません。
それは、これまでの経験や努力から磨かれたセンスは、単純な時給だけでは測れないものだからです。
ただまれに成果物と料金のバランスが悪い場合もありますので、3社ほど見積りをとり相場観をみることが必要です。(地域によっても相場が異なります)
ここで重要なのは、単純な金額で比べるのではなく、あくまでもこれまでの実績とのバランスをみて、本命が割高な場合は、他の見積りを値引交渉の材料とします。

 

 

 

料金の相場

<条件>
・1シリーズ 4商品(例:洗顔・化粧水・乳液・美容液)
・デザインテイストは、シリーズで統一
・既存容器にデザイン(容器選定は、依頼者側)
・外箱(外装)なし

 

<費用>

シリーズの基本デザイン: 10~30万円(15~20万円位が中央価格帯)
展開デザイン: 5~15万円×3商品(7~12万位が中央価格帯)
合計: 25~75万円程度

 

※箱などの外装は、中身のデザインと異なる場合、凝り具合にもよりますが、上記よりも若干安いくらいになるでしょう。
※フリーランスの仲介サイトなどを使用するともっと安価で依頼することも可能ですが、より慎重に選んだ方がよいでしょう。
※デザインのコンサルティングも依頼するような場合は、コンサルティングフィーも発生します。

※特殊印刷・特注箱などを使用する際、別途加算される費用が多くなるため注意が必要です。

 

 

 

 

 

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