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OEM攻略知識

2019 08.01

化粧品 容器・パッケージへの印刷方法(OEM)

一見同じように見える化粧品の容器・パッケージへの印刷ですが、実はいろいろな印刷方法があります。

 

ここでは、下記の項目について説明します。

・シルクスクリーン印刷

・パッド印刷

・オフセット印刷

・熱乾印刷

・UV印刷

・インクジェット印刷

・塗装

・蒸着

・ホットスタンプ印刷

・シュリンク

・インモールド印刷

・粘着ラベル

※容器(資材)メーカーによって、採用している方法が異なり、導入している機械の種類によっても仕上がり・品質等が異なってきます。

 

 

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)

枠にナイロンやテトロンなどの合成繊維(昔シルクを使用)を貼ったシルク版と呼ばれるものを使い、印刷しない箇所のシルクの網目を乳剤で埋め、スキージで圧力をかけながら塗料をこすりつけることによって印刷する技法。

・1色印刷して乾燥を繰り返す方法で、色数分の刷版が必要になります。※色の合成は不可

・印刷されたインクの層が厚いため、下地に影響されにくくなります。

・インクの種類が多く素材に適したインクで印刷することが出来ます。

・位置がずれる可能性があるため、グラデーションやカラー写真などの階調表現はできません。印刷面への均一な塗りとなります。

・印刷代は高め。

 

 

パッド印刷

パッド印刷とは、金属製の凹版に塗布されたインキをドクターで掻き取り、凹部に残ったインキをシリコーン製の柔軟なパッド上に転写させ、パッドが容器にインキを転写させる方法です。

・キャップの天面など

・シルク印刷よりもインクの厚みがやや薄くなります。

※容器の色が濃い場合は、印刷色(薄い色など)により発色が悪くなったり、少し沈んだ色になる事があります。

・位置がずれる可能性があるため、グラデーションやカラー写真などの階調表現はできません。印刷面への均一な塗りとなります。

 

 

オフセット印刷

パンフレットやカタログなど高品位な紙媒体でよく利用される印刷方法ですが、容器の印刷においても、繊細なデザインや細かい文字の印刷にはオフセット印刷が適しています。

・多色刷りの場合でも一つの工程で済み、シルク印刷より安く印刷が可能。

・カラフルな印刷には特にオフセット印刷が適しています。(色の掛け合わせが可能)

※版代は1色ごとに必要(1版15,000~30,000円程度)

・インクが薄いため濃い容器に薄い色を印刷すると容器の色の影響がある。(発色が悪くなったり、少し沈んだ色になったりする)

 

 

熱乾印刷(熱乾燥での速乾燥方式)

熱(赤外線)による揮発性成分の蒸発に基づいて乾燥させる方法で、乾燥に時間がかかることや大きなエネルギーが必要なこと。さらに手作業のため大量生産品には向かない方法です。

揮発した成分比率により、乾燥後のコーティング膜厚が変化します。 また、揮発性成分は大気汚染・水質汚濁避けるために、排気処理によって除去しなければなりません。

 

 

UV印刷(UV照射での速乾燥方式)

紫外線を照射することにより、硬化乾燥するUVインキを使用し、印刷を行うことをUV印刷といいます。瞬間硬化(1秒未満で乾燥)するため、大量生産に対応した乾燥方法です。

また100%固形成分のため、乾燥後の塗膜厚は、乾燥前の塗膜厚と同じです。化粧品のパッケージ印刷のほとんどは、UV印刷になります。

 

 

 

インクジェット印刷

家庭用のプリンターでも使われる身近な印刷手法で、インキをノズルから噴射し、帯電させ、粒子状のインキを被印刷物上に堆積させる印刷方式(非接触・無圧印刷)です。

また、パソコンからのデータで印刷されますので、版が不要になります。

・単色の場合、製品製造年月日表示に使用

・フルカラーの場合、多彩なパッケージ印刷が可能

・小ロットでの印刷が可能、コスト高

・凹凸差がある容器にも印刷可能(凹凸差はメーカーにより異なります)

 

 

塗装(容器の着色)

生地瓶を乾燥炉の中で、高温で乾燥させ、除塵と吹き付け塗装(スピンドル方式等)を行う方法です。

光沢のない、フロスト硝子調の風合いを出すのがマット塗装やグラデーションを付けたり、パール調にしたりメタリック調にしたりと、さまざまな手法があります。

 

蒸着(真空蒸着)

「金メッキ」・「銀メッキ」をかけることで、金属のような重厚で光沢感のある加工ができます。(キャップ等全体にメッキなど)

 

ホットスタンプ印刷

表面に金や銀の箔を密着させる方法です。熱した凸版を箔の上から押し付けるためこのように呼ばれます。

ブランドロゴやマークが金色に光っているもの、リング状に金や銀色のラインが入っているものなどがホットスタンプにあたり、一層高級感のある商品になります。

※色は金や銀が一般的ですが、その他にも多数あり、光沢ありなしも選ぶことが可能です。

 

 

シュリンク

あらかじめ印刷したシュリンク用フィルムで容器を覆い、熱を加えることで収縮するフィルムの性質を利用し、容器にぴったりと貼り付ける方法です。

印刷面積を大きく取れるというメリットがあります。

これまでは、大量印刷向きのグラビア印刷や凸版印刷で生産されていましたが、近年はデジタル印刷機を使用するオンデマンド印刷で生産することにより、少ロットからの印刷も可能になっています。

またフィルム素材は、ポリエステル(PET)やポリスチレン(PS)などが一般的です。

 

 

インモールド印刷(インサートモールド印刷・間接印刷法)

インモールドラベルは、樹脂容器とほぼ一体となり直接印刷したように見えるラベルです。

基本的にブロー成型ボトルに使用され、二つに割った金型に材料の樹脂を入れ、これを合わせて樹脂を熱で膨らませることにより容器を成型します。その際に金型内に印刷したラベルもセットし、熱により容器へ融着する方法です。

加熱された樹脂の熱でラベル内面の接着剤が活性化され、ラベルと接着し、成形品と一体化されます。

(インジェクション成形は、主にカップ型容器に使用)

 

ラベル印刷は、オフセットまたはグラビア印刷で行われます。いずれも水に強く、長期間にわたり水回りで使用されるシャンプーやボディソープ、洗剤等の商品に適しています。

 

 

粘着ラベル(タックラベル・シール)

粘着ラベルは、タックラベル・シールとも呼ばれます。

裏側の全面または一部に粘着剤が塗工してあり、比較的長い時間、粘着力を保つようにできています。粘着剤は用途により、強粘着や弱粘着、きれいにはがせるタイプなどさまざまな種類があります。

また、剥離紙(セパレーター)と呼ばれる台紙の上に貼られた状態で納品されることがほとんどですが、最近は、ラベル表面に剥離紙と同様の加工をして重ね合わせた状態で納品される「セパなし」と呼ばれるラベルも増えてきています。

印刷は、凸版が中心(一部ではオフセット印刷)です。素材は、紙やフィルム、合成紙などがあります。

 

 

 

 

 

 

 

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